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インビザライン矯正治療を行うために重要な専門知識

インビザライン治療において、矯正歯科治療の専門知識は必須です。

インビザラインは最新の3Dテクノロジーで作成されるマウスピースを使用し治療を進めるため、どんな医師でも簡単に治療ができるのでは?と思われがちですが、実はインビザラインこそ、歯科矯正に関する高度な技術と知識、そして経験が治療結果に大きな影響を与えます。

日本の歯科医師法によると、歯科医師免許保有者は歯科学に関するあらゆる分野を自由に治療することを認められています。
専門知識や矯正歯科分野の知識や経験がなくとも、全ての歯科医師が矯正治療を手がけると看板に標榜することが許されていますが、近年、専門知識の修得のない歯科医が矯正専門歯科の看板を掲げ、患者と治療内容や金銭についてトラブルになるという事例も存在しています。

日本矯正歯科学会「臨床指導医」・「認定医」とは

矯正専門の学術機関はいくつか存在しますが、日本矯正歯科学会制度がその他の専門機関と比べ、最も難易度が高いとされています。

日本各地の矯正歯科医を中心に約7,000名程の会員数で構成されている「日本矯正歯科学会」では、「認定医」「臨床指導医」(旧 専門医)という学会発行制度があります。

日本で矯正歯科治療を行う歯科医師数は約35,000人とされていますが、その中で日本矯正歯科学会の認定医は3,351人で全体の9%、臨床指導医になると363人で全体の約1%と、極めて少数の資格となっています。(2020年10月現在)

 

一般的に知られている「矯正専門医」とは、矯正治療をメインで行っている歯科医院のことを指す場合が多く、「臨床指導医」「認定医」の資格を有しているかとは別の話になります。

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認定医とは

日本矯正歯科学会の認定医制度では以下のような条件を設けています。

  • 歯科医師免許を有する者。
  • 歯科医師免許取得後、引き続き5年以上の学会会員である者。
  • 学会指定研修機関における矯正歯科基本研修を修了の後、その期間を含めて、5年以上にわたり、矯正歯科臨床研修を修了した者。または、同等の学識、技術、経験を有すると判断される者。
  • 学会の認めた刊行物に矯正歯科臨床に関連する論文を発表した者。
  • 学会倫理規程を遵守する者。

日本矯正歯科学会の認定医は、基本的な学術の知識と技術を持ち合わせていると言われています。
また認定医になるまでは5年以上の矯正治療経験が必要になり、おおよそ50症例以上の症例実績が必要とされると言われています。
矯正歯科医全体の約9%程しか取得者がおらず、難関な資格とされているので、認定医であれば数多くの症例実績があるのは間違いありません。

臨床指導医とは

日本矯正歯科学会の臨床指導医制度(旧 専門医制度)では以下のような条件を設けています。

  • 歯科医師免許を有する者。
  • 学会認定医資格を有する者。
  • 7年以上継続して学会会員である者。
  • 学会の認めた刊行物あるいは学会の認めた学術集会において、矯正歯科臨床に関連する報告を発表した者。
  • 学会倫理規定を遵守する者。

臨床指導医制度(旧 専門医制度)は、国際レベルの視野で、非常に高いレベルの制度として2006年に新設されました。
国内はもとより国際的視野で矯正歯科医療の発展に奉仕すると同時に、 認定医および臨床指導医をめざす歯科医師の育成と臨床研修をサポートできる者とされています。
臨床指導医資格は認定医資格を取得したうえ臨床試験として症例の提示と審査に合格、さらに学術大会においてこれらの症例報告を行った者に与えられます。 審査は厳正に行われ、症例の治療結果も極めて厳格に評価されています。
その取得には高い技術レベルと豊富な経験、そして深い専門知識が必要です。 矯正歯科治療を行う歯科医全体の約1%の取得者しかおらず、極めて難関な門とされており、日本矯正歯科学会の臨床指導医は、国際的にも高い評価を受けています。

 

令和元年8月15日に「日本矯正歯科専門医機関」が設置され、令和2年には新たに「日本矯正歯科専門医」が認定されることになりました。そこで、従来の日本矯正歯科学会の「専門医」は「臨床指導医」へと名称が変更されました。 引用:日本矯正歯科学会

 

インビザライン矯正治療を受ける病院を選択するにあたり、
ドクターがこのような資格を保有しているかどうかも一つの判断材料になるでしょう。

 

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