ホーム歯科医師監修記事矯正治療中の転医はできる?引っ越し・転勤時の手続きと費用について

矯正治療中の転医はできる?引っ越し・転勤時の手続きと費用について

矯正治療は長期にわたる治療です。
その間に、転勤や引っ越しなど生活環境の変化によって、治療の途中で現在の歯科医院へ通うことが難しくなる場合があります。
そのような場合でも安心して治療を続けていただけるよう、転医の流れと費用の考え方をご説明します。

やむを得ない事情で現在の歯科医院へ通院できなくなった場合は、できるだけ早めに担当医へご相談ください。

 

 

転医の流れ

①治療の進行状況を「現在の治療の進行状況が何%ですか」と担当医に聞いてください

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②治療費の清算

治療の進行状況に応じた清算が行われることが一般的です。

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③担当医に転勤や引っ越し先の場所(都道府県と市町村)と移転時期をお伝えください。

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④転医先への紹介状と治療継続依頼書と転医資料の作成を依頼してください。
・診断内容や治療方針・現在の治療の進行状況・現在まで支払った治療費や清算金額などを詳細に記載した書類

・現在までのレントゲン・模型のデータ・口腔内および顔面写真などの資料
※治療継続依頼書・転医資料の作成には作成費用(30000~50000円程度)がかかる場合がございます。
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⑤④の資料と残りのアライナーを受け取り、転医先に提出します。
転医先に関しては、希望の歯科医院をお伝えするか、担当医に紹介してもらってください。

 

治療費の清算について

転医が決まったら、まず現在までの治療費を清算します。

治療の進行状況に応じた清算が行われます。

検査料金・診断料金・処置料金・現在まで使用した装置の技工代金(実費)は清算の対象外となります。

残りの金額を「すでに受けた治療の分」と「まだ受けていない治療の分」をパーセントで分けて計算されます。

ワイヤー矯正のように治療の段階ごとに費用の区切りが決まっているわけではないため、

アライナー矯正では次のような点を考慮して、医院ごとに計算します。

 

 

考慮される主なポイント

・これまでに使用したアライナーの枚数や進行状況
現在何枚目まで使用しているか、治療がどの程度進んでいるかなどを確認します。

計画通りに歯が動いているかも含め清算方法は、使用枚数だけでなく、契約内容や料金体系などによって異なります。

・治療計画(シミュレーション)の作成費用

通常、矯正治療が完了するまでには、2~4回の装置の再作成(追加アライナー)が必要となります。

この費用は、治療が途中であっても、すでに提供された内容として考慮されます。

まだ使用していない分については、その後の治療の進め方によって扱いが変わります。

・通院ごとの調整料など

通院ごとに発生する調整料や診察料などは、転医先でも別途必要となる場合があります。

転医後の費用については、転医先の歯科医院の料金体系によって異なります。

 

 

転医先での料金について

転医先では、これまでの治療とは別に、新たな費用が発生する場合があります。主なものは次のとおりです。

1. 検査・診断費用

転医先の歯科医師が、現在の歯や噛み合わせの状態を確認するために、新たに検査・診断を行います。

紹介状や治療継続依頼書があっても、転医時点の状態を改めて確認する必要があるため、この費用がかかります。

検査の内容は、レントゲン撮影や口腔内のスキャン、噛み合わせの確認などが一般的です。

2. 転医先の対応によって変わる費用

転医先の先生が、治療の進行状況を確認し、費用が決まります。

アライナー矯正を続けられる場合
現在の治療計画を引き継ぐか、状況に合わせて計画を見直します。見直しが必要な場合は、新たな費用がかかることがあります。

アライナー矯正に対応していない場合や、治療方針が異なる場合
ワイヤー矯正など別の方法での継続になる場合があり、新たな治療費が発生することもあります。

3. 使用中のアライナーの扱い

使用中のアライナーを転医先で引き続き使えるかどうかは、検査診断の結果によって異なります。使えない場合は、あらためてアライナーを作成することになり、その費用がかかることがあります。

費用を抑えるために、事前にできること

  • 転医先を探す段階で、アライナー矯正に対応しているかを確認する
  • 転医先に、これまでの治療の経過(紹介状・治療継続依頼書)を早めに渡せるようにする
  • 担当医に、転医先で何が必要になりそうかを相談する

転医先での金額や内容は、医院ごとに異なります。

 

矯正治療中にも、転勤や引っ越しなどによって転医が必要になることがあります。

ご事情があって通院が難しくなったときも、まずは担当医にご相談ください。
早めに相談することで、転医に向けた準備を進めやすくなります。

詳しくは日本臨床矯正歯科医会のウェブサイトもご確認ください。

監修者
藤山 光治
日本歯科専門医機構認定 矯正歯科専門医